2014/03/27 14:42 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪,金利はいずれ上昇する?!
昨日、RBAは半年毎に出している「Financial Stability Review: 金融安定化レビュー」の中で、「(将来的に)金利が上昇した時、住宅ローンを多く抱えている個人や、住宅ローンを安易に貸し出している貸し手は痛手を蒙る」と警戒を示しました。 主な内容は以下の通り。
(1) 今の処、貸し手は概ね貸し出しに対して保守的かつ堅実に行っているが、一部の貸し手の中には、他社との貸し出し競争から、安易な貸し出しをしていることが見受けられる。特に、シドニーのあるニューサウス ウェルズ州では、住宅を数軒購入する個人や、こうした個人に貸し増ししている貸し手が見受けられる。
(2) 貸し手、住宅ローンの借り手共に、住宅価格が永遠に上昇し続けるはずもなく、また、循環論的に低金利はいずれ上昇に転ずることを認識すべきである。
(3) 中央銀行としては、現在の住宅価格の上昇が直ちに金融システムの安定に悪影響を与えるとは考えていないが、引き続き住宅価格の動向を注視している。
(4) 現在、個人の貯蓄水準は2000年の住宅ブーム以来の水準まで低下しており、住宅ローンを抱える個人は、金利上昇期に入った時に備えて返済計画はより慎重になるべきである。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪,金利はいずれ上昇する?!”
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中銀が口先で言っている場合は、まだ、なんでしょうね。
本当に危なくなったら、直接銀行に文句をいうでしょう。
本来は、ストレステストを毎年して発表すべきなんですよね。
規制緩和で野人化させるのでなくて、規制の工夫をすべきだと
思いますよ。 野放図な規制緩和はITバブルの2の舞。
”日本の大バブル崩壊ー失われた20年”の経験からすると
中銀がブツブツいっても誰もいう事をきかないでしょう。
音楽がかかっている間はダンスをするとかアメリカの銀行の人が
リーマンショック後にいったそうですよね。