2014/03/12 14:44 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2月のビジネス コンディションは5ポイント下落
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2月の豪のビジネス コンディションは、12月の+4ポイント、1の+5ポイントからゼロ ポイントまで下落しました。 特に雇用に関する見通しが悪化しています。
NAB のチーフエコノミスト Alan Oster氏は、
(1) ここ2カ月の水準は3年ぶりに高い水準であり、当然のことながらこれに対する反動がいずれあると予想していたが、今回の数字ではそれが雇用を中心に如実に表れ、今後もその流れが続きそうである。
(2) 雇用の次に悪いには卸売り部門であり、それに続いて観光などのサービス部門が悪化している。
(3) 将来に対する受注や売り上げの見通しは、2013年9月に現在の政権発足以来、高い水準で推移していたかが、今回はそうした期待が剥落した形になっている。
(4) 一方で、将来に対するビジネス信頼感は、ほぼトレンドに沿った動きになっており、部門間でバラつきが出ている。 例えば、卸売部門は改善する一方で、輸送や設備などは悪化している。
NABとしては、2014年の豪の経済成長率を2.7%とし、失業率は2014年後半に6.5%まで上昇し、その後も高止まりする(場合によっては更に高い水準の失業率もありうる)と予測しています。
また、政策金利は2014年11月頃までに、2011年来の一連の金融緩和政策の最後の0.25%引き下げがあると予想し、その後は金利反転期に入るものの2015年後半までは政策金利の引き上げはないとしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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