2013/11/07 14:46 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の貿易赤字AUD284mnに減少
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した9月の豪の貿易赤字はAUD284mnでした。 ちなみに8月はAU814mn、7月はAU1.4bnのそれぞれの赤字でした。 今回の主な要因としては、輸入が1%減少し、特に鉱山産業関連の機械輸入を中心に3%と大きく減少しました。 また、豪ドルがここにきて弱くなったことから、外国からの輸入(車、衣料、食糧等)も3%減少しています。
AMP Capital.のチーフ インベストメント オフィサーのShane Oliver氏は、「鉱山関連の設備の輸入が低下してきており、これに替わって他の部門の輸入が増加し始めているが、まだ、時間がかかるであろう」とし、「足元的には豪ドル安になりつつあるが、これが消費にどう影響を与えるか見極める必要がある」とコメントしています。
一方で、9月の輸出は、国内の鉱山関連の設備投資が伸び悩む中、中国、日本への鉱山資源の輸出が堅調でした。 最近、中国の景気が持ち直してきており、今後も拡大傾向が続くかどうかを市場は注視しています。
豪経済はこれまで20年近くも経済成長を続けており、しかも2012年は4%と高い経済成長をしましたので、今年は中国の景気の失速に合わせる形で2.6%と低迷しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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