2013/11/06 14:47 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利据え置き
昨日、RBAは定例の理事会を開催し、現在の政策金利2.5%を据え置くことを決定しました。
理事会後のGlenn Stevens総裁の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 豪経済の現在の成長率は、過去の平均値を若干下回った水準で推移しているが、来年に向けては上向くと期待している。 除く鉱山関連産業においては、ここにきて成長が加速してきているが、今後に関しては、まだ不透明な要素が多い。
(2) 家計や企業のセンチメントは、ここにきて改善してきているが、将来もこの傾向が続くと判断するには時期尚早である。
(3) (現在の豪ドルの為替水準について)不愉快なほど高い。過去において、現在の豪ドル高では、豪経済の弱い部門(輸出関連、観光)を下支えする事にはならない。より安い為替水準が、豪経済をよりバランスよく成長させることに必要である。
(4) インフレに関しては、ここにきてやや上昇傾向が出てきているが、RBAが目標とする2~3%の範囲内に収まっている。
(5) 雇用に関しては、引き続き上昇傾向にあり、来年初めには6%程度の失業率が予想される。
以上のことからもわかるように、RBAにとって、現在の豪ドル高が、最も頭の痛い処のようです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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