2013/09/27 14:59 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2013第3四半期の空職率は3%上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2013年第3四半期(6月~8月)の豪の空職率(job vacancy)は、季節調整後で3%上昇し、それまで3期連続で減少していた空職が、ようやくプラスに転じました(尚、前年同期比では20%の減少)。
しかし、豪の主産業である鉱山関連産業の空職数は、前年同期の8,000人に対して今期は4,900人と、引き続き空職数が減少しており、鉱山関連産業の労働需要が減少していることが分かります(この統計では、空職が大きい程、企業が労働者の採用意欲が高いことを示しています)。
また、これとは別に民間リサーチグループ行った、8月の新聞及びインターネットによる求人広告件数は、前年同月比で19%も減少し、足元6か月連続の減少となっており、雇用情勢に改善の兆しが見えません。
これまでの豪の10年以上に亘る鉱山関連産業の好況は、主に中国の好景気によって石炭や鉄鉱石輸出によってもたらされたものであり、ここ数年来の中国の景気の低迷によって、豪の鉱山関連産業も大きく冷え込んでおり、 特に新規の設備投資が完全に干上がった形になっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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