2012/03/15 05:52 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の消費者センチメントは5%下落
民間のThe Westpac-Melbourne Institute による3月の消費者センチメント インデックス( index of consumer sentiment)は、前月に比べて5%下落し、2011年央の水準にまで低下しました。これは、主に、製造業や輸出業者のよる人員削減と最近の豪ドル高により影響とWestpacのエコノミストは説明しています。
具体的には、3月の消費者センチメント インデックスは、季節調整後で2月の101.1ポイントから、96.1ポイントまで下落し、前年同月比でも7.7%下落しています。Westpac のチーフ エコノミスト Bill Evans氏は、「このインデックスが100を超える水準では、消費者は楽観的にみている事を示し、100を下回る水準では悲観的にみている事を示している」と説明しています。
また、「輸出業者や製造業者を中心に人員削減をしている事、また、金融機関の人員削減が行われている処へ、先月以来、住宅ローンの金利が01%程度引き上げられた影響が大きい」と指摘しています。
RBAも最近の経済見通しの中で、今後、豪経済はやや失速し、失業率も現在に5.2%から2012年央にかけては5.5%程度まで上昇する可能性があるとの見方を示しています。
これに対し、メリルリンチの チーフ エコノミストSaul Eslake氏は「RBAの見通しは、楽観過ぎであり、今後、豪失業率は6%近くまで上昇する可能性があり、RBAは政策金利の引き下げを慌ててやるだろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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