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2013/08/30 14:39  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、2013年第2四半期の資本支出プラス4%


おはようございます。

昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2013年第2四半期の資本支出は、前期比対比プラス4%でした(事前の市場関係者の予想はプラス0.8%でしたので予想を大きく上回りました)。

HSBCのチーフ エコノミストPaul Bloxham氏は「今回の数字は、非常にポジティブである」とし、「2014年にかけて豪の鉱山関連企業の設備投資は、(当初、考えられていたように)更に落ち込むのではなく、横這うことを示し、その一方で、除く鉱山部門では設備投資は上向くことを示している」とコメントしています。

一方で、2013年7月~2014年6月期の設備投資計画はAUD159.529bnに留まり、今年度(2012年7月~2013年6月期)に比べて11.2%も減少しています。

しかし、HSBCのチーフ エコノミストPaul Bloxham氏は「来年に向けての設備投資が大きく低下しても、既に、これを見越してRBAは政策金利を下げてきているので、RBAはこれ以上、政策金利を引き下げる必要はないと考えている」とコメントしています。

一方で、ANZのチーフ エコノミストIvan Colhoun氏は、「鉱山部門以外の来年に向けた設備投資は、我々が期待したほど大きくなく、今回の数字には失望した」とし、「更なる政策金利の引き下げと、それに追随して期待できる一段の豪ドル安は、豪経済のリバランスをスムーズに進める手助けになる」と更なる政策金利の引き下げの有効性を主張しています。

また、CommSec のエコノミスト Savanth Sebastian氏も「豪経済は、鉱山関連産業依存体質からの移行は、まだ終わっておらず、経済の構造改革は今しばらく時間がかかる」とし、「それを推進するためにもRBAによる下支え(更なる政策金利の引き下げ)が必要である」とコメントしています。

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