2013/08/14 16:06 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月のビジネス信頼感は8カ月ぶりの低さ
昨日、民間のNAB(national Australia Bank)が行った7月の豪のビジネス信頼感は、前月に比べて3ポイント低下して-3ポイントとなりました。 また、ビジネス コンディションは、豪ドル安による輸入価格の上昇から需要と収益性が不透明なことから-7ポイントと前月と変わらずで、2009年5月以来の4年ぶりの低い水準に留まったままです。
NAB のチーフ エコノミストの Alan Oster氏は
(1) ビジネス信頼感は、鉱山関連産業を中心に極端に悪い。 その一方で、小売りや卸売りは個人消費が持ち直してきていることから改善してきている。
(2) また、9月の総選挙の行方が不透明なことも、企業家心理を慎重にさせている。
(3) ビジネス コンディションは貿易や雇用が幾分改善したものの、一方で収益性が低下した事でこれを相殺した形になっている。
(4) 今後の見通しに対しては需要が改善する可能性はほとんどなく、在庫や設備投資の水準はこれまでの平均的な水準をかなり下回った水準で推移するであろう。
(5) 我々としては、2013年の豪の経済成長率は2.3%と予測し、2014年は2.6%にやや上向くと予測している。特に、労働市場は今後急速に悪化し、失業率は現在の5.7%から6%程度まで上昇するであろう。
(6) そのような過程においてRBAは11月に更に政策金金利を引き下げ、その後も更なる引下げを模索するであろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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