2013/08/06 15:11 | 昨日の出来事から | コメント(0)
本日、豪の政策金利引き下げか
昨日、民間のThe Australian Chamber of Commerce and Industry’s (ACCI:豪商業及び産業協議会)が発表した2013年第2四半期のビジネスコンディションは、前期の42.7ポイントから43.2ポイントに若干改善しましたが、引き続き見通しの強さの分かれ目である50ポイントを大きく割り込んだままで、引き続き豪景気に対しては弱気の見方が支配的です。
ACCI のチーフ エコノミストGreg Evans氏は昨日の数字の悪さからして、「多くの企業経営者は、明日(8月6日)にRBAが政策金利を引き下げてそれによる景気の回復を期待しているようであるが、利下げによるプラス効果は限られたものになるであろう」とコメントしています。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した6月の個人消費は、5月のAUD21.814mnに対して、ほとんど変わらずのAUD21.819mnでした(事前の市場関係者の予想ではプラス0.4%でしたので、事前の予想に比べて弱い結果となっています)。
National Australia Bank のシニア エコノミスト David de Garis氏は「今回のの予想を下回る個人消費の数字からして、8月6日に政策金利を引き下げるのはより確実になった」とコメントしています。
更に、この日は、民間のTD Securities/Melbourne Institute による7月のインフレ率はプラス0.5%となりました(6月はフラットで、5月はプラス0.2%でした)。 これによって前年同月比ではプラス2.7%となり、RBAが中期的な金融政策の目標としていえるインフレ率2~3%の範囲に収まっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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