昨日、民間のThe Westpac-Melbourne Institute が発表した 消費者センチメント指数は、２％上昇して２月の１０８．３ポイントから１１０．５ポイントとなり、その結果、前年同月比では１５％上昇しました。　また、サブ　インデックスである住宅ローンを保有している人の消費に対する指数は１年前に比べて３．９％改善しています。

Westpacのチーフエコノミスト　Bill Evans氏は「今日の数字は、景気が良くなってきている証拠であり、ＲＢＡによる一連の政策金利の引き下げ効果が消費者の信頼感を押し上げている」とし、「２０１３年に入って以来の国内及び世界的な株高によって、更に消費者心理を押し上げている」と指摘しています。

また、この日、民間のオーストラリア不動産協会が発表された２０１２年第４四半期の標準的な住宅価格は前期比３．８％上昇し、前年同期比で同じく３．８％の上昇となりました。

内訳としては、最も価格が上昇したのはメルボルンとホバートであり、シドニーは引き続き国内も最も高い価格を維持しました。

今日の数字を受けて、金融市場では、これまでの更なる政策金利の引き下げ期待（２～３回の政策金利引き下げ期待）が次第に後退してきています。