2013/03/07 06:18 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第4四半期のGDPはプラス0.6%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2012年の第4四半期のGDPは第3四半期対比プラス0.6%となり、2012年初来ではプラス3.1%となりました。事前のエコノミストの予想では前期比対比プラス0.6%で、2012年初来ではプラス3%でしたので、ほぼ予想通りの数字でした。
尚、第3四半期の数字は前回発表されたプラス0.5%からプラス0.7%に上方修正されています。また、この日、発表された個人消費は前期比対比でプラス0.2%と、これまでのRBAによる政策金利の引き下げ効果が個人消費の回復に功を奏し始めています。
CommSec のチーフ エコノミスト Craig James氏は「ここ数期にわたり、豪GDPは一定の成長を遂げており、全体として「まずまず」の形になっている。 従って豪の景気の実態は、非常にいいわけでもなければ、悪いという事でもない」としています。
また、RBC Capital Markets のシニアエコノミスト Su-Ling Ong氏は「2012年第4四半期の数字そのものは、あまりいい数字ではないが、年初来の合計値としては、目標としている数値を若干下回った水準で推移している。 従って、今後も景気動向を注視する必要があり、特に、個人消費や住宅部門の回復もまだ限界的な水準に留まっている。 また、第4四半期には、輸出が好調であったが、それもここにきて弱含んでいる」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。