2013/03/06 06:12 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利を据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行の政策金利3%を据え置くことを決定しました。
理事会後のGlenn StevensRBA総裁の声明の主な内容は以下の通り。
(1) 現在の世界景気の成長率は予想されている平均値よりもやや下回っているが、世界景気の下振れリスクは明らかに低下している。
(2) 豪国内の設備投資は、鉱山部門の設備投資が一巡しつつある。 現在は、国内のその他の部門の設備投資が拡大するかどうかに注目している。
(3) 国内のインフレ率は2.25%であり、中期的な目標値ある2~3%の範囲内に収まっている。国内の労働市場はやや緩んでおり、目先的には失業率はジリ高になると予想している。
(4) 2012年を通じて金融政策は緩和政策を取っており、現在はその効果が経済全体に浸透しつつある。 その一方で、為替水準に関しては、豪ドルは我々が想定している水準より高止まりしている。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した1月の小売売上高は、前月対比0.9%増加しました。 事前の市場の予想では前月比プラス0.4%でしたので、予想を大きく上回りました。 これを受けて豪ドルは米ドル対比1.02ドル近辺から1.025ドルまで一時的に買われています。 今回の数字でもわかるように、今年に入って消費者のセンチメントは上向いてきています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。