2013/03/05 06:26 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の建築着工は、まばらながらも求人広告は増加
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した1月の建築着工許可件数は12月に比べて2.4%減少しました。 12月も1.7%の減少でしたので、最近、回復基調にあった住宅業界もここにきて一巡感が出てきています。 しかしながら、変動の激しいアパートメントの着工許可件数を除いたベースでは、1月は12月に比べて3.2%増加しているとABSは説明しています。
また、この日、民間のANZが発表した2月の新聞及びインターネットに掲載された求人広告件数は前月比3%増加し、これで2か月連続の求人広告増加となり、その伸び率も昨年10月以来の高い水準となりました。 内訳としては、インターネットによる求人広告件数が3.3%増加する一方で、新聞による求人広告件数は2.9%減少しました。
ANZ のオーストラリア経済担当のヘッドIvan Colhoun氏は、
(1) 豪の1月、2月の求人広告件数の増加によって、これまでの豪の雇用悪化に一定の歯止めがかかり、 今後、暫くは安定的に推移することが予想される。
(2) また、ヨーロッパ及び中国の景気は引き続き回復基調にあり、アメリカ経済も財政問題を抱えながらも緩やかに拡大している。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。