2013/03/01 06:20 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の新規住宅販売はプラス4.2%
昨日、民間のHIA(オーストラリア住宅協会)が発表した豪の2月の住宅販売件数は1月に比べて4.2%増加し、これで4か月連続の増加となりました。 市場では「遂にRBAによる金利引き下げ効果が住宅販売にも定着しつつある」と歓迎しています。 ちなみに2月の中古住宅販売権巣は4%の増加し、更にはアパートメント(日本で言うところのマンション販売)はプラス4.9%と好調でした。 これによって2012年4月以降で、豪の住宅販売は10%の高い伸びとなりました。
HIAのエコノミストHarley Dale氏は「(今日の高い数字を受けても)、これまでの長く続いた住宅不況から完全に脱出する前にはまだ長い道のりがある」と警戒感を緩めていませんが、「結果的には、鉱山部門の設備投資の一巡に代わって、住宅部門がそれに代わって豪景気を下支えしている」としています。
また、この日、RBAが発表した報告によれば、RBA内で為替の適正水準の計算に使われているモデルからすると、2012年9月の時点では豪ドルは他の通貨対比15%割高であり、2012年12月時点でもまだ7%程度割高である」としています。
その一方で、同報告書は「現在の豪ドルの為替水準は極端に豪経済に悪影響を与える程の水準でもない」と言及しています。 RBAの計算モデルから想定される豪ドルの適正水準とは、対米ドルで0.98ドル~0.96ドル近辺になり、現在、豪ドルは1.02ドル台で取引されており、その乖離(かいり)幅はかなり狭くなってきています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。