2013/02/01 06:12 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月の新規住宅販売プラス6.2%
昨日、民間のHIA(Housing Industry Association: 全豪住宅協会)が発表した12月の新規住宅販売は、前月比プラス6.6%と大幅に上昇しました。 その前の四半期にはもっとも高い水準でプラス3.3%でしたので、ここにきて明らかに住宅市場に底打ち感が出ています。また、HIAは、新規住宅販売だけでなく、中古住宅やアパートメント販売も上向いているとコメントしています。
これによって、金融市場では「RBAは、当面は現在の政策金利3%を維持する」として、2月上旬のRBA理事会で政策金利の変更はないとの見通しに大きく傾いています。 また、市場では、2013年は鉱山部門の景況感が低迷することが予想される中、住宅産業がこれに代わって豪の景気を下支えするとの期待感が高まっています。
HSBC AustraliaのチーフエコノミストPaul Bloxham氏は
(1) 2013年の豪の住宅価格は6%増加すると予想しており、この水準は2009年以来の高い水準となるであろう。ちなみに2011年の豪の住宅価格は3.8%下落し、2012年は0.4%の下落であった。
(2) また、今日の住宅販売の高い数字は、我々が予想した通り、豪の住宅市況は既に底打ちをし、今後は上昇することを示している。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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