昨日、ＡＢＳ（オーストラリア統計局）が発表した豪の１１月の個人支出は前月比０，１％下落してＡＵＤ２１．５３３bnでした。　また、１０月の個人支出はＡＵＤ２１．５４７ｂnに下方修正されました。　事前のエコノミストの予想はプラス０．３％でしたので、予想以上の個人支出の減少ぶりに為替市場では豪ドルは一時的に他通貨対比で売られました。

主な内訳は、家庭用品が０．９％低下し、衣服や靴などが０．６％減少し、デパートでの支出が０．４％減少しています。

ANZ のシニア　エコノミストJustin Fabo氏は「今日の弱い景気指標だけでは、２月のＲＢＡの理事会で政策金利を引き下げることに直結しない。というのも、（今日のデータ）は２０１２年１１月のデータであり、ＲＢＡは１２月に政策金利を０，２５％引き下げているからである。」とコメントしています。

また、この日、民間のThe Housing Industry Association（住宅産業協会）が発表した１１月の新規の住宅販売件数は、２か月連続で増加してプラス４．７％でした。　また、１１月の中古住宅販売は前月比７．７％増加しましたが、１１月の集合住宅販売は６．９％下落しています。

Commonwealth Bankのエコノミストは「今日の数字は、ほぼ３年ぶりの高い数字あり、遂に、この部門にもいい数字が出てきたようである。　これによって、豪の他の部門家の波及効果が期待できるであろう」とコメントしています。