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2012/12/07 05:49  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、11月の豪の失業率は5.2%に低下


おはようございます。

昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2012年11月の失業率は、10月の5.4%から5.2%に低下し、雇用者数は13.900人増えました。内訳としては、正規雇用者数は4,200人減少して8.132百万人でしたが、非正規雇用者数が18,100人増加して3.414百万人となりました。また、全ての労働者数に対する労働参加率は10月の65.2%から65.1%に低下しています。

事前の予想では、失業率は5.5%に上昇し、労働参加率は65.1%となっていましたので、失業率が5.2%に低下した事は驚きをもって受け取られました。 と言いますのも、前日発表された豪の第3四半期のGDPは世界景気の低迷、特に中国の景気の失速の影響を受けて+0.5%と緩やかな伸びに留まっていたからです。

CommSec のエコノミスト Craig James氏は「いつも悪い予言ばかりしている人にとっては、今回も予想を間違えたようだ。今回の数字を見る限りでは、時間外労働も増え、失業者は明らかに減少している」とし、「大企業の人員整理の陰で、中小企業では引き続き雇用の確保に関心を持っているようである」とコメントしています。

また、HSBC Australia のチーフエコノミストPaul Bloxham氏は「失業率が低下した事は経済にとってプラスであり、この水準(5.2%)はほぼ完全雇用の状態であり、これでRBAは2013年初に政策金利を引き下げる必要はもはやないであろう」とし、「2013年の豪の失業率は5.5%以下で安定的に推移する」との見方を示しています。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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