2012/09/04 06:32 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の小売売上高は低迷
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した7月の小売売上高は前月比、0.8%低下してAUD21.4bnでした。 特に、デパートメント ストアの売り上げは10.2%も下落しました。
事前の予想では、7月に導入される二酸化炭素税導入の前に、政府が個人消費部門を下支えされるためにAUD2bnの財政支出をしたにもかかわらず、個人消費が大幅に低下したことに対して、市場関係者は「今後、豪経済は更に失速する」との見方が出ています。
また、この日、民間のANZグループが発表した8月の求人広告件数は、週平均155,000人と5か月連続で低下し、前年同月比で9,6%低下しました。 これに基づいてANZは、今週の木曜日に発表される
8月の失業率は0.2%上昇して5.4%になると予想しています。
更に、この日は、AIGグループが行っている豪製造業インデックスは、6か月連続で低下し、製造業の状態の良し悪しを判断する水準50ポイントを大きく下回って45.3ポイントとなり、11部門ある製造業の内、プラスは僅かに3部門に留まりました。
Australian Industry Group の会長 Innes Willox氏は「豪製造業は、国内需要の低迷と豪ドル高の影響を受けて、輸出企業を中心に非常に苦戦をしている」とコメントしています。
今週のポイントとしては、本日のRBA理事会と木曜日の失業率に注目です。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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