2012/07/11 05:53 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、6月のビジネス信頼感は1ポイント低下
昨日、民間のNab(National Bank Australia)が発表した6月の豪のビジネス信頼感は、5月の−2ポイントから−3ポイントに低下しました。その一方で、ビジネス コンディションは−4ポイントから−1ポイントに改善しています。
RBAが5月と6月に大幅な政策金利の引き下げを行ったにもかかわらず、経営者の将来に対する信頼感は、ヨーロッパ信用不安による世界経済の不透明感と、国内需要の弱さから引き続き慎重姿勢を崩していないことが窺えます。
更に、NABのエコノミストは、「7月1日から導入されたカーボン タックス(二酸化炭素排出税)導入の影響を見極めたいとの見方から、経営者を更に慎重にさせている」と指摘しています。 地域別には西―ストらリアの鉱山部門の好調さと、主に製造業に頼っているヴィクトリア州との景況感のギャップが更に拡大する傾向にあります。
また、今回のヒアリングを通じて、国内企業の借り入れ需要は、大幅な政策金利の引き下げにもかかわらず、5月の時に行った時の53%から37%に低下しており、国内企業の借り入れ需要が引き続き低迷していることを示しています。
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