2012/07/10 05:40 | 昨日の出来事から | コメント(0)
6月の求人広告件数は、1.2%下落
昨日、民間のANZグループが発表した豪の6月の新聞及びインターネットを通じて出された求人広告件数は、季節調整後で5月の2.6%の下落に続いて1.2%下落しました。
内訳としては、新聞による広告件数の下落は3,3%でインターネットのより広告件数の下落は1.1%でした。また、地域別では、ヴィクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州で下落が激しく、西オーストラリア、サウス ウェルズ州、および南オーストラリア州では若干増加しています。
ANZ銀行のシニアエコノミストのJustin Fabo氏は、
(1) 最近の求人広告件数の傾向としては、年の前半に増加傾向にあった州が、後半に失速傾向があり、なかなか求人は継続的に増加する傾向にはない。
(2) これは企業経営者が最近のヨーロッパ信用不安による世界経済の見通しに対する不透明感から、強気になれないでいることを示している。
(3) 一方で、最近の豪ドル高傾向の中、生産性を上げることによって豪ドル高を克服しようとする企業の動きもみられる。
(4) また、鉱山部門を中心に、国内の技術者不足から海外(特にアメリカの退役軍人の技能者)を大量に採用する動きもみられる(スキルと英語ができれば、仕事は世界中から探せる典型的な例)。
とコメントしています。
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