2012/07/05 06:27 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の小売売上は0.5%上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した5月の豪の小売売上高は、前月比0.5%増加してAUD21.3bnでした(事前のエコノミストの予想はプラス0.3%の増加でしたので予想を上回った形になっています)。 また、4月の小売売上高は0.1%上方修正されています。 昨日の数字によって、一昨日にRBAが7月の政策金利を据え置いたことは正しかったことを裏付けるものとなり、更に、5月の大幅な政策金利引き下げによって消費者のマインドを上向かせたことを示しています。
内訳としては、季節調整後でデパートメント売り上げが1%上昇し、家庭用品の売り上げが0.8%の増加、更にはレストランやコーヒーショップの売り上げが1.4%増加しています。 また、地域別では南オーストラリアとタスマニアを除いて増加し、特に西オーストラリアは1.1%も上昇しています。
TD証券のエコノミストAnnette Beacher氏は「今日の数字によって、RBAは8月も現在の政策金利を据え置くであろう」とコメントしています。また、為替市場も、昨日の数字の発表直後には、対米ドルでそれまでの1.0280ドル台から1.03ドル台まで買われました(その後は売り物に押されています)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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