2011/09/08 05:19 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期のGDPはプラス1.2%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2011年第2四半期のGDPは、第1四半期のマイナス0.9%から、プラス1.2%へと大幅に上昇しました。 事前のエコノミストの予想はプラス1%でしたので、予想を上回った形になっています。
この数字の発表を受けて、政府筋の財務長官兼副首相Wayne Swan氏は「第2四半期のGDPの数字は、過去4年間で最も大きな数字であり、アジアの成長と結びついたオーストラリア経済の堅調さを改めて確認するものである」とコメントし、「洪水のダメージからの復興需要だけでなく、幅広い分野に亘って経済が拡大している事を示している」と自画自賛?!しています。
また、RBA総裁のGlenn Stevens氏も、昨日に続いて講演の中で、
(1)オーストラリアの家計部門、及び、ビジネス部門には警戒感があるものの、鉱山部門の好調さが更なる価格上昇(インフレ)が期待される。
(2)また、現在のオーストラリア経済の状態はは、私の長年の経験からしても異常である。景気そのものは力強い一方で、複雑な要因も孕んでいある。
とコメントしています。
また、市場関係者のコメントとしては、CommSec のエコノミストSavanth Sebastian氏は、「今日の数字は、健全でいい数字であり、これらの多くは、クイーンズランド州及び、西オーストラリア州の鉱山部門の好調さに拠ると事が大きい」としています。
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