2012/01/12 06:09 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2011年第4四半期の求人に対する空き率は3.3%低下
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2011年11月期の求人に対する空き率は、季節調整後で前期比対比3.3%低下しました。 具体的には11月期の求人に対する空き数はその前の期の181,700人から181,000人まで低下しました。
その内、民間部門の求人に対する空き数は、8月期の170,000人から163,700人と、3.7%低下し、一方で公共部門における求人に対する空き率は17,300人と前期対比1%増加しています。
こうした求人に対する空き率の低下は、まず、求人そのものが減少傾向にある事、また、求人の減少に伴って、技能職などの求人とその需要ギャップが減ってきた事、更に、これまで景気がいい時には、賃金の低い仕事や、重労働は嫌われてきましたが、求人の減少に伴って、賃金や仕事の内容を選ぶ前にまず仕事に就くことを優先した背景が考えられます。
従って、この数字だけを見て、労働市場が改善していると考えるのは無理がありますし、逆に、この数字でもって労働市場が悪化しているとも言えません。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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