プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2012/02/15 06:24  | 昨日の出来事から |  コメント(2)

オーストラリアが、世界で最も幸せな国?!


おはようございます。

昨日、 Economist Intelligence Unit.が年に2度行うThe Worldwide Cost of Living Survey(世界主要130都市の生活水準)を発表し、世界で最も生活費の高い都市トップ20の中に、オーストラリアのシドニー、メルボルン、パース、アデレート、それに私の住むブリスベンが入っています。

特に、シドニーは2002年の調査時点では、NYに比べて20%も生活費が安かったのですが、今回の調査では、何と50%も割高になっています。この主な要因としては、まず、為替の要因があり、2002年に比べて豪ドルは、米ドル対比で2倍近くも高くなっている事が挙げられます。 更に、100年に一度と言われる世界的な鉱山資源ブームに乗って、豪景気がいいことも大きな理由の一つです。 例えば、パースは、去年の13位から12位にランキングを上げ、私の住むブリスベンも15位から13位へと上昇しています(鉱山資源の多い州)。

私事で恐縮ですが、私はオーストラリアに移住して4年目になりますが、確かに、毎年のようにコーヒーショップの一杯のコーヒー価格が5%程度値上げされ、更には毎月通う理髪代も5%程度、毎年上昇していきます。 その一方で、先日まで帰国していた日本の物価は、実に落ち着いていました(過去、数年来、殆ど変わりませんでした)。

それにしても、シドニーがNYに比べて、生活費が50%も割高とは、、、、。
ちなみに、2011年版the Organisation for Economic Co-operation and Development’s Better Life Indexによれば、オーストラリア国民の75%が「現在の暮らしに満足している」と答えており、先進国の中で最も幸せな国となっています。

そういえば、かつて東方の日出国でも、バブル期には、80%以上の人が「自分は中流か、それ以上と考えている」といった「それはおめでたいアンケート結果」を見て、思わず吹き出してしまったことをこの記事を見て思い出しまた。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

2 comments on “オーストラリアが、世界で最も幸せな国?!
  1. 小鉄 より
    トマト1kgが88セントだった。

    20年ほど前にオーストラリアを放浪したことがありますが、その時、シドニーの八百屋さんで売っていたトマトが1kgで88セント(当時のレートは確か1A$=100円くらいだったと思います。)と安くて驚きました。

    最近、訪れたときにはマックハンバーガーのセットがA$8というのに驚きました。

    それでも昔よりは今のほうがオーストラリア人にとってきっと幸せなんでしょうね。

  2. ペルドン より
    NO1

    棲めば都・・
    青山・・

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。