昨日のAUDは８１円割れで寄り付き（高値８０．９６円）、東京時間は一貫して売られて下値を試す展開となりました。ロンドンの寄り付きに１２９円台後半まで値を下げた後は、同水準で揉み合いました。　NY時間では一時的に買い戻されて８０円台に回復する局面もありましたが、引けにかけて再び売られてその日の安値７９．６１円をつけ、現在は７９円台後半で取引されています。

２．チャート分析

テクニカル分析：　
長期の指標は雲の上限に位置しています（長期的には中立と強気に境目）。　中期の指標は弱気を支持しています。目先の強弱を判断する線が８０．３９円にあって、昨日はこの水準を下回ってきました（目先的に弱気です）。　価格的には、これまでの三角保ち合いを下に壊れてきており、下値模索となりそうです。

サイクル分析：　　　
３０−４０日サイクルは、上図の赤の線のように考えています。１１月末の７６．６０円から始まった現在のサイクルは先週の８３円近辺でサイクルの高値をつけて、今後は１２月末から１月上旬にかけて下値模索しそうです。青サイクルの可能性も考えていましたが、昨日の値動きでその可能性は低くなってきました。

ボラティリティ分析：　
今週に入って、２０日間のボラティリティは低下傾向にあります。　一方で６０日間のボラティリティは横這いから緩やかに低下し始めています。このことは、これまでの値段のブレの大きい状態から収束し、レンジ（８２円―８０円）を形成し、次の展開待ちの状態を窺わせています。

３．今日の方針

８１.２０円の買いを損切りしました。一両日は様子を見ます。

方針１：中立です。
方針２：中立です。
追撃ポイント：７９．６０円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。