2012/02/08 04:48 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利を据え置き
昨日、豪、RBAは、事前の市場の予想に反して政策金利を据え置きました。 短期金利市場では、この日にRBAが政策金利を0.25%引き下げることを80%織り込んだ水準で取引されていましたので、驚きをもって受け取られました。
定例理事会後のRBA総裁Glenn Stevens氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 豪のインフレ率や経済成長率は、昨年後半に政策金利を引き下げて以来、我々が目標とする平均値近辺にある。
(2) 理事会のメンバーとしては「現在の金利水準は、これまでのやや引き締め気味の政策から、過去2回の政策金利の引き下げによって中立的な水準」との認識である。
(3) 現在の豪の経済成長率及びインフレ率は我々の目標とする水準に対して適切な水準にある。 我々としては、今後も豪の経済成長率、インフレ率、また世界の経済上場を注意深くモニタリングし、豪経済を持続的成長可能な成長をするために金利政策を適切に調節していく。
昨日のRBAの発表を受けて、為替市場では、豪ドルが昨年8月以来の高値を更新し、債券市場は1年から6年セクターにかけて軒並み25bp近く金利が上昇(価格は下落)しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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