2011/06/15 05:28 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月のビジネス コンディションは悪化
昨日、民間のnab (National Australia Bank’s)が、行った5月の豪のビジネス コンディショインデックスは、前月から4ポイント下がってプラス1でした。また、銀行部門のビジネス コンディションは1ポイント下落して プラス6ポイントでした。
内訳としては、貿易、収益性、将来の発注状況等、全ての部門においてインデックスが下落しており、今年1月のクイーンズランド州の大洪水の時の水準にまで下落しています。nabでは、最近の豪ドル高が、建設、卸売、性業部門のビジネス コンディション低下の要因の一つであると指摘し、これらの部門では「特に弱い」と答えた経営者が多くいました。 Nabも「今後も豪ドル高が、製造部門と卸売部門のセンチメントを冷やすであろう」と指摘しています。
一方で、鉱山部門は、これまでの統計上で最も高い増加を示してプラス50でした(今年初めの大洪水からの本格的な回復を反映したもの)。
今日の数字を受けて、Nabは、2011年の豪の経済成長率を2.1%から1.8%に下方修正する一方で、RBAの政策金利の引き上げについては、8月に0.25%と、年末にまでにさらに1回(0.25%)の政策金利の引き上げを予想し、これについては変更していません。
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