2011/12/01 05:44 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第3四半期の設備投資は12.3%増加
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の第3四半期の民間の設備投資は、前期比12.3%増加してAUD37.29bnでした。 事前のエコノミストの予想は7%の増加でしたので、予想を大幅に上回った形になっています。 また、2012年6月末(オーストラリアの会計年度末)までの設備投資計画は、AUD158.03bnと前年対比26.9%増加する予定です。
これを受けて 市場関係者たちは、第3四半期の豪のGDPは+1%以上とるだろうと予測し、WestpacのシニアエコノミストAndrew Hanlan氏は「豪の第3四半期のGDPは前期比対比+1.3%になり、これまでの豪ドル高が豪経済の競争力を落としているとの見方にはならないだろう」とコメントしています。
また、この日、RBAが発表した10月の民間の貸出は、季節調整後で前月比+0.2%で、貸し出しの伸び率はここにきて鈍化傾向にあります。
更に、同日、民間の不動産調査機関RP Data-Rismark.が発表した豪主要都市の10月時点の住宅価格は、季節調整後で前月比0.5%下落しています(季節調整前では0.2%の下落)。
これで、2011年に入ってからの住宅価格動向は、季節調整後で4%下落しています(季節調整前では2.8%下落)。
不動産業界の専門家は、「足元、住宅価格は緩んでいるが、長期的には引き続き上昇トレンドにあり、11月にRBAが政策金利を引き下げた効果が、今後は住宅需要を下支えするであろう」と強気のコメントをしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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