昨日、民間のANZが９月第１週から第２週にかけて行った消費者信頼感指数は、前月比２．１％下落しました。８月は前月の１３か月振りに低い水準であった１０９．３ポイントから１１２．３ポイントに上昇しましたが、今回は再び下落に転じています。

また、この数字の内訳となるサブ　インデックスでは「家庭用品を買うタイミングに関する指数」を除いては全て下落し、特に、現在の家計のやりくりに関しては４．７％下落し、将来の見通しについては５％下落しています。また、ビジネスでは、現在の経済に関するセンチメントは前月比１．７％下落し、将来に関しても４％下落しています。

ANZ のシニア　エコノミストFelicity Emmett氏は「足元は、６月、７月、そして９月とRBAが政策金利を引き下げたことを受けて家計のやりくりは改善しているが、将来的な見通しについては引き続き慎重姿勢を崩していない」とし、「RBAとしては、積極的な金融緩和や減税などの財政出動をしたにもかかわらず、信頼感指数、家計支出が改善していないことに失望しているだろう」とコメントしています。