2019/09/12 05:22 | 昨日の出来事から | コメント(0)
NAB、RBAは政策金利を0.25%まで引き下げ予想
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)のチーフ エコノミストAlan Oster氏が、今後の豪の金融政策についてコメントしました。その主な内容は以下の通りです。
(1) RBAは来年にかけて政策金利を0.25%まで引き下げるであろう。さもなければ、豪政府は相当の財政出動をしなければならなくなるであろう。
(2) 我々は、これまでRBAが政策金利を0.25%引き下げて0.75%で政策金利がボトムを付けると予想していたが、今回、これを見直し、RBAは政策金利をあと3回引き下げて、現在の1%から0.25%まで引き下げると見込んでいる。
(3) 今後、政府が減税をしても、その経済効果は限られており、このままでは、失業率は来年末までに5.5%まで上昇するであろう。
今月初めにANZが、RBAの政策金利の水準が2020年末までに0.25%まで低下する見通しを発表しましたが、今回のNABの政策金利見通しは、ANZの予測に追随した形になっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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