2012/01/06 06:35 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の貿易黒字は減少
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した11月の豪の貿易黒字は、季節調整後で10月の1.42bnの黒字からAUD1.38bnの黒字に減少しました。内訳としては、輸出が金を中心に0.2%上昇しましたが、除く金では前月比1.7%の減少となっています(主に中国や日本に対する鉄鉱石の輸出価格が下落した為)。 また、輸入は、前月対比殆ど変わらずとなっています。事前の市場関係者の予想では、AUD1.65bnの黒字でしたので、予想を下回った形になっています。
シティ グループのエコノミストJosh Williamson氏は「今回の貿易統計は、かなり弱い数字であることを示しており、去年の後半にRBAが政策金利を2度引き下げたことを正当化させるものである」とコメントしています。
また、Commonwealth Bank of AustraliaのエコノミストJohn Peters氏は「今後、数カ月は豪の貿易黒字は縮小傾向を辿るが、中長期的には豪の貿易黒字の流れは変わらず、豪の経常赤字は縮小傾向を辿るであろう」としています。
為替市場では、豪ドルは今週に入って買われていた処に今日の数字の発表を受けて、利益確定の売り物が出て、豪ドルは値を下げています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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