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年末恒例の日経グループ主催「エコノミストの夕べ」に招かれ出掛けてきた。 日頃見知った著名人ばかりの集まりとあって、久闊を暖めるには格好の機会で、それはそれで有難いのだが、これだけ優秀な方が揃っているのに、何故日本経済は世界のリーダーになれないのかなあーと、帰り路にいつも素朴な疑問に襲われることになる。「変わる世界、変われぬ日本」は、いつになっても小生のテーマなのだろう。 今回のサブプライムローンの問題は、世界中で大騒ぎになっているが、騒ぐのも結構だが学ぶべき教訓も沢山あるのではないだろうか。エコノミストの方々に聞くと、問題の根は深い、解決には相当時間がかかるだろうと悲観的な見方が主だ…
[ 2007/12/11 00:00 ] コメント(0)
ファイナンス(金融)という言葉自体が日本ではマネーゲームとされているため、金融市場も株式市場も世界の大きな変化に取り残されているのではないか。なかでも株式投資は紙切れを売買しているとまだ思っているようだ。 これはインターナショナル トリビューン紙に出ていた記事である。 証券税制ひとつとってみても、やれ金持ち優遇だから預金利子なみの20%にしろというような風潮になる日本を見れば、外国人には市場経済の基本である市場を、まだマネーゲームの場、金持ちが勝手にリスクをとってマネーゲームを楽しんでいる場所としか日本人は考えていないと映るのも仕方があるまい。頭は本来考えるために身体のてっぺんにある…
[ 2007/11/30 00:00 ] コメント(0)
サブプライムローン問題で世の中大騒ぎだが、この騒ぎのなかでとくに印象的なのがアメリカのトップの身の処し方である。 大赤字が表面化してからもう既にメリルのオニール、シティのプリンスと二大巨頭が辞任もしくは追い出されたが、アメリカに見習う点があるとすればここだろう。 日本とはここが大違いである。 バブル崩壊後日本経済は長らく呻吟の時間を止む無くされたが、その間日本の金融機関のトップが潔く責任を認めて辞任したとか、社外取締役会によって追い出されたというケースは皆無であり、役人の検査による嫌がらせみたいな目に遭わされて渋々辞任させられたケースが殆んど。 そのためバブルの処理が遅れに遅…
[ 2007/11/22 00:00 ] コメント(0)
日本のマスコミにはほとほと愛想をつかしたくなる。いまの日本にとって何が最も大切かなど、全く頭の中にはないようで、どうでもいいといっては言い過ぎだが、小さな出来事を大きく騒ぎ過ぎではないか。 問題の本質をそれたところで大騒ぎをするので、事なかれ主義の役人たちは自分たちに火の粉が飛んでこないようにまず防御に固まってしまって考えることを止め、杓子定規に対応してくる。 それで迷惑するのは他ならぬ国民なのである。姉歯事件では耐震偽装が表面化すると、明けても暮れてもこの話ばかり、偽装はもちろん許されるものではないが、その後の国交省の対応がどうなったかについてはマスコミは何も報じない。現実に起きて…
[ 2007/11/14 00:00 ] コメント(0)
「馬鹿と煙は高いところに登る」ものなのだが、いまの日本はお利口さんが増えたせいか、低いほうが好きなようだ、また保守的で変われない国民性によく似合っている。 低金利、低成長、低為替(円安)、低株価、低インフレ(デフレ?)など経済面でもこれだけ思い浮かぶし、株も円安だと上がる。社会面ではこれまた低の字のオンパレード。赤福などに代表される経営者のモラルの低さにはじまって子供たちの上昇意欲の低さ。低能の犯罪者も反省はまずしないし、テレビにいたっては低レベルの知識を競う馬鹿なタレントばかり、自分の馬鹿さ加減を世間に披露して恥じないのだから、これも低い民意の為せる術だろう。 それが高視聴率を稼ぐ…
[ 2007/11/07 00:00 ] コメント(0)
このごろあまり耳にしない言葉に「偽善」がある。この偽善を念頭にいれていまの日本を眺めてみると、上から下まで偽善に満ちていることが判る。いまや当たり前、だから誰も使わなくなって死語になってのだろう。 その筆頭が「言葉狩り」だろう。国会でも思わず本音を漏らしてその座を追われた大臣など好例である。本音を隠して喋るのは偽善そのものではないか。国会は言葉狩りの場と化した。 そのため民間でもおかしな言葉遣いが増える。 障害者をいたわるのは人間として当り前のこと。その本来誰もが持っている優しい行為をむしろないがしろにするから、不思議な言葉が増え、そのため逆に実体は悪くなっているのではないか。 …
[ 2007/10/25 00:00 ] コメント(0)
アジアで一番の資産家が26歳の中国女性と聞いて腰を抜かした人も多いのではないか。 その資産たるや約2兆円だから、やれ領収書は1円からつけろの、あいつの事務所経費はどうなってるだの、モンゴルに逃げ帰った相撲取りなどで大騒ぎしているどこかの国に、こんな金持ちが出たら、それこそまたバブルを潰せとか、金持ちにはもっと税金を高くしろという声がマスコミに溢れ、それこそ蜂の巣をつついたような騒ぎとなって、その金持ちのお嬢さんは国外にでも逃げだすしかなくなっただろう。 性格は変えられるし、才能は補えるが癖は直らないとか、ねたみ癖はしっかりDNAに組み込まれてしまったのがどこかの国だろう。たまには歴史…
[ 2007/10/11 00:00 ] コメント(0)
直近の週刊新潮(10月4日号)に「還らぬもの」というタイトルのグラビアが載っていた。「還らぬもの」とは戦前外地にいて引揚げてきた人たちが持って帰ってきた旧日銀券や日本軍の軍票、満州国の紙幣や台湾の紙幣、そして満鉄の株券など、当時なら文字通り目も眩むような資産だった宝の山が引揚げ時に没収され、その後引き取り手のないまま横浜税関の倉庫に眠っている写真である。 200万人を超す外地からの引揚げ者たちが、それこそ虎の子の財産として日本に持ち帰ったものの、一人1,000円以上は換金出来ず、残りは没収されてしまったのである。これは当時日本を占領していた米軍の司令部GHQが終戦後のインフレを警戒して出…
[ 2007/09/27 00:00 ] コメント(0)
いまの日本の株式市場を見ていて「何故だ!」と叫びたくなるのは私だけではあるまい。 いまや世界中の市場を大きく揺さぶっているサブプライムローンにしても、もともとの震源地はアメリカである。 そのアメリカの市場が歴史的な新高値であるダウ平均1万4千ドルからせいぜい8%程度しか下げなかったのに対し、日本の市場はその倍以上も下げ、しかも戻りも鈍い。 一昔前ならサブプライムローンなど、せいぜい貸した銀行と借り主だけの問題であり、ことはアメリカで収まっていたはずだし、アメリカ経済に減速懸念が出たとしても、まず大きく下げるのはNYのはず。 何で日本株がこんな目に遭わなければいけないのかと首を傾…
[ 2007/09/19 00:00 ] コメント(0)
9月8日収録の日経CNBC「三原・生島のマーケット トーク」のゲストに、就任早々の渡辺喜美金融大臣に来ていただいた。 テーマは当然のことながら日本の金融、株式市場の活性化だが、ご案内のように渡辺家は故渡辺美智雄副総理もご子息の喜美大臣もお話しがとても上手で判り易い。 本番前の打ち合わせも談論風発で面白いうえに判りやすいたとえの連発であった。 「水清ければ魚棲まず、外来種も大いに歓迎するがピラニアは許さない」とか「金持ちにはもっと金を稼いで貰って、どんどん使ってもらうようにする」とか、いまの日本の風向きだと世間の毛を逆撫でするようなことも、二代目ミッチーにかかると何だか至極当然のよ…
[ 2007/09/10 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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