プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

本当の金持ちとは

 この度「金持ち苛めは国を滅ぼす」(講談社新書)というタイトルの本を上梓した。  かなり挑戦的なタイトルで顰蹙は覚悟のうえだが、いまの世界の変化を身近かに感じるにつれ、日本はどこか何か進路を間違えている感が強まってきた…

[ 2007/08/28 00:00 ] コメント(0)

強欲の宴の終り

 人間絶頂期には、とかく忘れられ勝ちになるのがごく当たり前の世の中の慣わしだろう。俗に「うまい話はない」「いいことはいつまでも続かない」「上には上がある」といったごく当り前のことである。  人間いつまでたっても煩悩と道…

[ 2007/08/17 00:00 ] コメント(0)

空中戦と地上戦

 世界経済がフラット化し、マネーや情報がフリーにあちらこちらに出没出来る時代になると、それに伴って高度な金融技術を応用した金融商品が続々と出て来る。  50年前なら資産三分法と称して、不動産、預金、株を三分の一づつ分散…

[ 2007/08/03 00:00 ] コメント(0)

起きないことの方が起きる時代

 かねがね外国の人たちとわが日本の人たちの国民性の違いは「起きて欲しくないことは起きないこととする」のが日本「起きた時どうする」が外国ではないかと感じていたし、講演などでこの違いについて再三触れてきた。  単一民族で同…

[ 2007/07/25 00:00 ] コメント(0)

真面目に株を考えたら

 内閣府が6月に発表した「貯蓄から投資」に関する特別世論調査を見て腰が抜けるほどがっかりした。この期に及んでまだ74%もの人たちが「現在行っていないし、将来も行うつもりがない」と答えているのだから、経済の仕組みについて全…

[ 2007/07/06 00:00 ] コメント(0)

どこまで続くぬかるみぞ

 新しい金融取引法では70歳以上になると、株式や投信など市場のリスクがある商品については、買いたいと思っても簡単には買わせて貰えなくなるらしい。  回りくどい言い方だが、簡単に言うと、要は老人は認知症ではなくて常にリス…

[ 2007/06/25 00:00 ] コメント(0)

役人に喰い潰される日本の国民

 厚労省と言う役所の何とお粗末なことか。  大臣の「女性は産む機械」も許し難い暴言だが、東大卒のお坊ちゃん官僚の思い上がりで、何と世間知らずの阿呆かで見逃せなくもないが、その大臣の率いる役人どものお粗末なこと。きっと国…

[ 2007/06/11 00:00 ] コメント(0)

コンプラ恐怖の腰抜け日本

 愛知県の長久手で起きたもとヤクザのジジイの立てこもり事件は、まるでいまの日本の縮図を見る思いがした。  優柔不断で自分の責任をとるどころか、責任逃れしか考えていない社会風潮のなかで亡くなった若い警察官が気の毒でならな…

[ 2007/05/22 00:00 ] コメント(0)

何が肝心か、考えろ

 肝心という言葉は文字通り肝に命ずるという意味で使われるのだが、いまの政治はもとより行政も経営も肝心なことを肝心な時に忘れているのではないか。  政治にとって最も肝心な使命は国民の生命と財産を守ることだが、議会での議席…

[ 2007/05/11 00:00 ] コメント(0)

マトモな日本は何処へ行った

 日本の国民性の特長は、時として極端に大きく一方に振れることだろう。  1980年代はそれまでの敗戦ショックに打ちひしがれていた反動もあって、「最早やアメリカに学ぶものはない」と舞い上がり、バブルの恐ろしさも知らずに世…

[ 2007/04/20 00:00 ] コメント(0)