2009/10/25 10:09 | 昨日の出来事から | コメント(1)
オーストラリアのファミレス事情
先週末の事。 週末なので、夕食を外で食べようと時間的にはまだ早かったのですが、午後6時前に日本でいうところのファミリーレストラン、シズラーズに行った処、驚きました。 子連れあり、カップルあり、老夫婦ありと、オーストラリアの家族という家族で、既にほぼ満席なのです(200席くらいあったと思います)。
更に驚いたのは席に着いているのは、我々を除いては殆ど白人系オーストラリア人ばかり。理由は、値段がやや高いのと、メニューが牛肉とポテト中心のいわゆるオージーメニュー(しかも種類も少ない!)を理由に、アジア系の人は来ないのだと思うのですが、日頃からここブリスベンでアジア系の人をよく見かけることに慣れていた私には、とても新鮮に映りました(アジア人がいな〜い!!)。
さて、その典型的なオージーステーキ定食を食べ終えて7時過ぎに店を出ようとして、極めつけの驚きは、なんと100人近くの人が入口で待っており、最後の20人くらいは店の外にはみ出してまで列をなしているのです。
私も、10年くらい前までは、受付に名前を書いてまで列をなして順番を待ってでも、ファミリーレストランで食事をしたことを思い出しましたが、オーストラリアでは、まだ、“あの頃のファミリーレストラン”が元気なのです。
オーストラリアのファミリーレストランは、市内はともかく、郊外に行くと電車の駅に1つあるかないか、あるいは、村の中心に一つあるかないか程度です(競争が少ない分、その分、値段は強気で高い!)。
今、日本では、デフレの中の過当競争にあり、理論的には消費者(利用者)は得をしているはずですが、実際にはそんな実感は消費者側にはなく、皆が疲弊している感じがします。
一方、オーストラリアでは、やや高めのインフレの中、年金受給者の金利はそこそこ高く、労働者の所得もほどほどに伸びている為、多少独占的な高めの料金のレストランでも、皆な列をなして文句も言わず楽しそうに待っている姿が、とても印象的でした。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “オーストラリアのファミレス事情”
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一ヶ月間、オーストラリアに行っていましたが、円高の感覚があったのですが、物価が高いですね。コーヒーが4豪ドル、パスタは約20豪ドル。野菜なんか、日本のスーパーの3倍ですよね。海外からデフレで安い日本に投資される日が近い感じがしましたが??