2019/04/12 05:30 | 昨日の出来事から | コメント(0)
シドニーの住宅価格ピーク時から20%下落へ?!
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が豪の今後の住宅価格に関するレポートを発表しました。その主な内容は以下の通りです。
(1) 豪の今後の住宅価格に関して、当初、シドニーの住宅価格はピーク時から15%程度の下落を見込んでいたが、今回、20%程度下落するとの見通しに変更した。メルボルンは、15%程度の下落で留まりそうである。パースは3.8%下方修正して、ピーク時から6.1%程度下落すると見ている。
(2) 一方で、現在の豪の住宅価格は緩やかな下落基調が続いているが、それでも5年前の水準よりも高い。
(3) 足元的には、これまで大きく下落していた建築着工許可件数が反発してきている。また、2021年にかけての住宅投資に関する信頼感指数は改善し始めている。しかし、住宅投資に対するリターン(賃貸収入から得られる利回り)は引き続き低水準に留まっているため、景気を下支えするまでには至らないであろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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