2010/11/10 05:35 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月景気信頼感指数低下
民間のBAB(National Australia Bank)による10月の豪の景気信頼感指数は、9月から2ポイント低下してプラス8だったと発表しました。ビジネス コンディションは9月から5ポイント低下してプラス2でした。また、設備稼働率は、9月の81.6%から10月は81.1%に低下しています。
主な内訳としては、貿易と収益に関する信頼感が低下する一方で、雇用に関しては引き続き上昇している。また、鉱業、輸送、設備関連、個人のサービスのコンディションは強いものの、建設部門は急速に低下しています。
NABのチーフエコノミストAlan Oster氏は、
(1)輸出関連の製造業、及びサービス業が高い豪ドルを背景に停滞している。小売りは引き続き停滞しており、建設部門も高金利の影響で陰りが出ている。
(2)また、民間セクターは、これまでの政府の景気刺激策の終了に伴って、殆ど拡大の余地はなくなってきている。
とコメントしています。
尚、この調査は10月25日から10月29日までの期間で行われ、11月の政策金利の引き上げまでの調査結果であり、次の調査では今回の政策金利の引き上げの影響が出て、更に悪化する事が予想されます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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