2019/03/13 04:56 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2月のビジネス信頼感指数は2ポイント下落
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2月の豪のビジネス信頼感指数前月から2ポイント下落して+2ポイントでした。また、ビジネスの現状を表すビジネス コンディションは3ポイント下落して+4ポイントでした。 特に、サブ項目の収益と貿易は、過去の平均値を下回っています。 一方で、雇用に関しては変わらずの+5ポイントでした。 今回の大幅な下落は2018年4月以来であり、改めてRBAによる政策金利引き下げ期待を支持する内容となっています。
NAB group のチーフ エコノミストAlan Oster氏は「毎月の動向で今年前半を予想するのは困難であるが、1月と2月の数字からすると2019年のビジネス コンディションは今後、一層悪化しそうである」と指摘し、「足元の雇用は比較的堅調であるが、この指数には時間のラグ(ずれ)があり、近い将来、この指数も悪化する事が予想される」と述べています。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した1月の住宅ローン認可件数は、季節調整後で12月から2.6%下落しました。また、住宅ローン1件当たりの金額も前月比4.1%減少しています。
内訳としては、新規一戸建て住宅が0.2%減少し、マンションなどのローン認可件数が9.5%減少しています。一方で、中古住宅向けローンについては0.6%の減少に留まっています。
ABSのチーフ エコノミストBruce Hockman氏は「住宅ローン向け貸し出しが再び弱まっている。特に、投資用住宅の貸し出しが更に悪化の途を辿っている」とし、「前年同月比で20%以上も貸し出しが減少し、これは2008年後半(世界同時金融危機)以来である」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。