2019/03/06 05:28 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBA(オーストラリ中央銀行)は現行政策金利の据え置きを決定し、これで31ヶ月連続の据え置きとなっています。
RBA総裁Philip Loweの声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 過去1年間は、今後の政策金利については引き下げよりも寧ろ引き上げを期待していたが、現在は中立である。
(2) RBAは、2019年、2020年の豪の経済成長率をそれぞれ3.25%と考えていたが、前月これを見直し、2019年は3%、2020年は2.75%と下方修正した。
(3) 労働市場は引き続き堅調に推移しているが、他の経済指標に関しては2018年後半以降失速している。
(4) 国内経済の最も不確実性の高いセクターは家計消費であり、その背景には所得の伸びが弱いことと、一部の都市部で住宅価格が下落していることがある。
本日、2018年第4四半期のGDPが発表される予定であり、市場関係者の予想は第3四半期の+0.3%に引き続いて+0.4%に留まる見込みで、その結果、2018年の豪の経済成長率は+2.8%と政府目標である3.5%を大きく下回りそうです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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