2019/03/05 05:20 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の住宅着工許可件数は前月比+2.5%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した1月の住宅着工許可件数は、12月比+2.5%で4か月振りに上昇に転じましたが、前年同月比では-28.6%となっています。
内訳としては、民間の一戸建て住宅の着工許可件数が2.1%増加し、マンションなどの集合住宅も前月比2.7%増加しています。
また、この日、発表された2018年第4四半期の企業収益は前期比+0.8%の増加に留まっています。
内訳としては、鉱山関連企業の収益は前期比4%増加し、前年同期比では26%増加しています。 一方で、非鉱山関連企業の収益は前期比1%下落し、前年同期比では2.5%の増加に留まっています。
また、賃金については、雇用されている人の賃金は前期比0.7%増加しましたが、全ての労働者の平均賃金(失業者も含む)は、前期比+0.1%に留まっています。
National Australia Bank のエコノミストKaixin Owyong氏は「弱い企業収益は、明日(本日)のRBAの定例理事会のメンバーを失望させるであろう」とし、「我々は、今週発表される2018年第4四半期のGDPは+0.4%と弱い数字になると予想しており、他の市場参加者の予想である前期比+0.6%(年率2.8%)に届かないであろう」とコメントしています。
また、Westpac のシニア エコノミストAndrew Hanlan氏も「今日の殆どフラットの企業収益からして、今週水曜日に発表されてGDPは前期比+0.2%に留まるだろう」と述べています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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