民間のANZグループによる１０月のインターネット及び新聞の求人広告件数は、９月対比０．６％増加して、週平均広告件数は１７９，０４０件でした。　尚、９月の求人広告件数は上方修正されて１．１％増と発表されています。　これによって６カ月連続で求人広告件数は増加したことになります。
尚、この数字は、前年同月比で３４．６％増加しているものの、これまでで最高であった２００７年５月の４０．２％を下回っており、また、全体の件数としては２００８年４月の水準に比べて３５．６％下回った水準に留まっています。

これを受けてANZは、
（１） 今日の求人広告件数に対する落ち着いた雇用動向を受けて、今週１１日（木曜日）に発表される１０月の豪の雇用統計は、比較的緩やかな１５，０００人程度の増加に留まるであろう。
（２） 　これまでは雇用が加速していたが、最近の他の部門の数字などを勘案すると、今後の雇用の伸びは落ち着いたものになるであろう。

とコメントしています。

市場関係者の事前の予想では、今週１１日（木曜日）に発表される豪の失業率は前月の５．１％から５％に低下するとの見方が大勢を占めています。