2019/02/20 05:35 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会議事録から
昨日、今月5日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) 消費の動向が国内経済の今後の見通しを予測する上でキーになっており、現在はその動向が不透明である。背景には、住宅価格の下落、弱い賃金の上昇率、住宅ローン金利の上昇などから、家計に占める住宅ローン債務比率が高まっていることがある。
(2) 第4四半期の小売売上は、クリスマス商戦がまばらであったことから低迷しそうである。こうした事から、これまでの政策金利の見通し(将来的には政策金利の引き上げ)から、よりバランスの取れた政策金利の運営(政策金利の引き下げもあり得る)とする。
(3) 一方で、雇用は過去8年間で最も堅調である(失業率は最も低い水準にある)。今後、更に失業率が低下すれば、インフレ率も我々の期待するような水準にまで上昇するであろう。従って、足元的に金融政策を急いで変更するような事態(政策金利の引き下げ)にはなっていない。
尚、今週には、賃金と失業率が発表され、金曜日にはRBA総裁が議会で今後の経済について発言する事になっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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