2019/02/07 05:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、将来的な政策金利引き下げも視野に?!
昨日、RBA総裁Philip Lowe氏がシドニーのNational Press Clubでスピーチを行い、その中で将来的な政策金利引き下げの可能性について初めて言及しました。その主な内容は以下の通りです。
(1) 過去1年前までは、次の動きは政策金利の変更は引き下げよりも寧ろ引き上げであった。しかし、現在は、よりバランス的になった(more evenly balanced)。
(2) 豪の住宅市場は調整局面の中にあり、主要都市の住宅価格が下落しているが、経済はその中にあってバランスが取れているし、我々は、経済がひっくり返るとは考えていない。シドニーやメルボルンを中心に年率2桁台の調整が進行中であるが、我々はこれをマネージ出来ると考えている。
(3) それまでの住宅市場の急激な上昇トレンドは持続維持不可能であり、今回の調整局面は妥当なものである。 その一方でこれが経済に少なからず影響を与える事を認識している。我々は、必要であれば柔軟に対応していく。
(4) 我々は労働市場を注意深く見守っており、オーストラリア国民が仕事を見つけ、賃金がより早く上昇すれば、インフレ率も我々が目標とする水準まで上昇していくだろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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