2019/01/25 05:36 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月の失業率は5%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した12月の豪の出業率は前月の5.1%から0.1%下がって5%でした(厳密には4.98%)。 事前の市場関係者の予想は5.1%でしたので事前の予想よりも良い結果となっています。 新規雇用者が21,600人増加し(事前の市場関係者の予想は+18,000人)、その内訳は、正規雇用者が3,000人減少した一方で、非正規雇用者が24,600人増加しています。また、労働参加率は11月の65.7%から65.6%に減少しています(事前の市場関係者の予想は65.7%)。
今日の結果を受けて、市場関係者は「足元の労働市場は引き続き堅調に推移しているが、今後の見通しについては、住宅市場の下落と、賃金が伸び悩む中、住宅ローン債務が高止まりしており、楽観視できない」としています。
その一方で、今日の数字を受けて、2月のRBAの理事会では、これまでのハト派的な見方から、タカ派的な見方も出るとの指摘も出始めており、今後のRBAの金融政策の方向について、市場関係者の中で割れています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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