2019/01/18 06:00 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の住宅ローン認可件数は前月比-0.9%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2018年11月の豪の住宅ローン認可件数は季節調整後で前月比-0.9%でした。事前の市場関係者の予想は-1.5%でしたので、事前の予想ほど悪くありませんでした。また、1件当たりの住宅ローンの額は前月比4.5%減少しました。
2018年に住宅市場は調整局面入りをし、2019年にかけては住宅市場の低迷が豪経済を押し下げる見通しで、回復するのは早くても2020年頃と市場では見ています。 特に、シドニーやメルボルンではピーク時から15~20%程度調整するとの見方が出ていますが、実勢はまだそこまで下げっておらず、調整は長引きそうです。
特に、住宅用投資に関しては、2019年5月に国政選挙が予定されており、現在有利とみられる野党労働党は、住宅用投資に関しては厳しい姿勢で臨むことが予想され(投資用住宅投資に対する優遇制度の見直し)、投資用住宅は一層冷え込むとの見方が出ています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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