2019/01/17 05:31 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の消費者センチメント指数は前月比-4.7%
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した1月の消費者センチメント指数は12月の104.4ポイントから4.7%下落して99.6ポイントでした。この指数では100ポイントを越えると消費者センチメントが楽観的であることを示し、100ポイントを割り込むと悲観的であることを示しています。 今回、100ポイントを下回るのは、2017年11月ぶりであり、その下落幅は3年ぶりの大きさとなっています。
Westpac のシニア エコノミストMatthew Hassan氏は
(1) これまでやや警戒ながらも楽観的であった豪の消費者センチメントが、今回、100ポイントを割り込んでやや悲観的に転換してきた。 背景には、住宅価格の下落、足元の豪経済指標が芳しくない事、更にはアメリカと中国の貿易戦争によって消費マインドが落ち込んだことがある。
(2) ただ、1月の指数は年末年始の休暇期間であった為、これを調整した事から指数の信頼性がやや落ちることを考慮する必要がある。とはいえ、これを勘案しても今回の年初の数字には失望した。その事は前年同月比で5.3%下落していることからも窺える。
(3) 今後12か月先の見通しについては、前月比7.8%も下落しており、これは2015年9月以来の大幅下落である。
(4) こうした事から、我々としては、現行政策金利が2020年にかけても維持されると見込んでいる。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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