2019/01/10 05:31 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2018年11月の建築着工許可件数は-9.1%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2018年11月の豪の建築着工許可件数は前月比-9.1%と大きく減少しました。事前の市場関係者の予想は-0.3%でしたので予想を大きく下回った形になっています。 また前年同月比では-32.8%と大きく下落し(事前の市場関係者の予想は-24.8%)、2009年の世界同時金融危機以来の大幅減となっています。
民間銀行NABのエコノミストは「今日の予想以上に弱い数字に対して、我々はそれほど大きく驚かない。というのも、シドニーやメルボルンンの住宅用マンションの建築環境が非常悪いからである」とコメントしています。
また同じくWestpacのエコノミストも「過去最高の住宅市場ブームのピークを付けた後は、その反動で予想以上に下落するのは景気循環的に止むを得ない部分がる(山高ければ、谷深し)。今後、更に住宅市場が冷え込めば、2019年の豪経済の重石となるであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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