2011/11/09 05:41 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月のビジネス 信頼感は改善
昨日、民間のNAB (National Australia Bank)バンキング グループが発表した10月の豪のビジネス信頼感は、9月の−1ポイントらプラス2ポイントに改善しました。 一方で、ビジネス コンディションは、9月のプラス2ポイントから−1ポイントに悪化しています。
ビジネス 信頼感が改善したのは、ギリシャ危機が、EU首脳会議で最終合意し、ギリシャのデフォルトは回避され、世界経済はこれ以上不透明感が広がらないとの期待感から改善し、その一方で、ビジネス コンディションの悪化は、豪経済が停滞し始めている事と、先週のRBAによる政策金利引き下げを正当化するものであるとNABのエコノミストはコメントしています(この調査はRBAが政策金利を引き下げる前に行われたものであり、更には新たにイタリア危機が表面化される前のリサーチ結果です)。
また、この日、NABは、現在の景気の失速とそれに伴うインフレ率の低下に伴って、今後の豪のインフレ見通しを2012年は2%と下方修正する一方で、2013年央には再び3%に上昇すると変更しました。
また、NABの政策金利の見通しについては、2012年2月にRBAは更に0.25%の政策金利引き下げを予想し、その後の政策金利については、今後の経済指標次第であるとしています。
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