2018/12/21 05:31 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の失業率は5.1%に上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した11月の豪の失業率は、季節調整後で前月の5%から5.1%に上昇しました(事前の市場関係者の予想は5%でした)。内訳としては、正規雇用が6,400人減少し、非正規雇用が37,000人増加しています。しかし失業者は12,500人増加して683,100人になった事が失業率の増加につながりました。尚、労働参加率は前月より若干上昇して65.7%となっています。
地域別では、ビクトリア州の雇用が30,900人増加し、クイーンズランド州が21,800人増加しています。一方で、シドニーのあるNSWでは12,600人減少しています。また、年代層別では、若者の失業率が11.3%から11.5%に上昇しています。
BIS Oxford Economicsのオーストラリア経済担当のSarah Hunter氏は「豪の労働市場は引き続き堅調に推移しているが、労働市場が完全雇用になる為にはまだ緩みが残っている。従って、引き続き賃金抑制圧力が残っており、賃金上昇にはまだ時間がかかる。」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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