2018/12/05 05:32 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利据え置き
昨日、RBAは定例の理事会を開催し、現行政策金利1.5%の据え置きを決定しました。 理事会後のRBA総裁Philip Loweの声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 理事会のメンバーは現行政策金利が、金融面で豪経済を下支えしているとの認識から現行政策金利の据え置きを決定し、今後、更なる失業率の低下とインフレが目標水準にまで回復する事が期待されるが、その過程は引き続き緩やかなものである。
(2) 銀行の貸し出しについては、ある特定の借り手(投資目的の借り手)に対して、銀行は貸し出しを控えている。一方で、自宅保有目的の借り手は、堅調に推移しており年率5―6%で増加している。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2018年第3四半期の経常収支は、前期比11%減少してAUD10.7bnの赤字でした。事前の市場関係者の予想はAUD10.2bnの赤字でしたので、予想ほど赤字は減少しませんでした。
これによって本日(水曜日)に発表される予定の2018年第3四半期のGDPは事前の市場関係者の予想であった+0.7%から+0.6%に下方修正されています(年率換算で+3.4%から+3.3%)。市場は今回の数字で本日発表予定のGDPの数字に対して大きな影響を与える事はないとしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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