2018/11/07 05:51 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行政策金利1.5%の据え置きを決定しました(27か月連続)。
理事会後、RBAは今後の経済見通しを発表しました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) 現在、得られる経済指標からは賃金やインフレが更に上昇するまで現行政策金を維持することが妥当との判断から政策金利を据え置くことを決定した。
(2) これまで豪経済は2018年と2019年はそれぞれ3%成長すると見込んでいたが、今回、成長率を3.5%に上方修正した。また、これに伴って失業率は2020年にかけて4.75%程度まで低下すると見込んでいる。背景には、経済が過去の平均値を上回って拡大し、労働市場の一部では、労働者不足が出始めていることが挙げられる。 更に、インフレ率は2019年には2.25%程度、2020年には2.5%程度まで上昇するだろう。
(3) ビジネス コンディションは好調であり、非鉱山部門の設備投資も増加する事が期待されている。その一方で、懸念材料としては消費動向が挙げられる。理由としては、経済が拡大しているものの賃金の上昇率が緩やかなものに留まっている事、更には家計所得の伸びが低い中、家計における債務の割合が引き続き高水準で推移しているからである。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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